サ ン カ ヨ ウ

北アルプスを初めて縦走したのは1993年の夏だった。
その時は名前が判らないまま多くの花をカメラに収めて帰った。
サンカヨウもその一つだが、近くの山でも見られる花だった。

さんかよう2

00年6月8日I夫妻と猿政山に登った時、。
山頂付近にサンカヨウの花が一輪残っていた。
そしてこの山がサンカヨウの群生地と知った。

大万木山ににもあると聞いたので01年5月4日又I夫妻と登った。
非難小屋のそばにあったがまだ蕾で、
見ごろはもう四五日あとのようだった。

この花は私達がよく通った大山にかなりの広さに群生していた。
見つけたのは04年6月6日(日)鍵掛峠から振子沢を経てユートピア
に登ろうと思った時だった。しかしすでに花の時期は終わっていたので、
翌年(05年5月24日)花の撮影に出かけた。

添付した2枚の撮影データー 撮影地 伯耆大山鳥越峠 撮影日 05年5月24日
カメラ ニコンCOOLPIX5600 露出時間 : 1/67.8秒 レンズF値 : F2.9
サンカヨウ

サンカヨウ

深山の林の中に生える多年草。サンカヨウの生育しているところに来ると、
いかにも深山に入ったという感じがする。根茎は横にはう。古い茎の基部
が、連なって残っているところから高さ50〜60センチの茎がでる。茎や葉
には短毛がある。葉は2枚つき、下部の葉には長い柄があり、広い楕円形
で、長さ20〜30センチ、幅30〜35センチ。上部の葉は下部のものより小さく、
柄はほとんどない。どちらの葉も中央に深い切れ込みがあり、ふちには不ぞ
ろいの鋸歯がある。茎の先には径2センチほどの白色の花を数個つける。
萼片は6個で広披針形。花のあと、濃い異青紫で白粉を帯びた楕円形の液果を
つける。液果は長さ1〜1.3センチ、甘味があり、中には数個の種子が入っている。
和名は山荷葉(サンカヨウ)で、漢名からきたものである。(花図鑑より転記)

05年5月吉日 記

  

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